19

   君は永遠に生きられる使徒で、
   永久機関が紡ぎ出すその力で、脆くなったこの世界を維持することさえできる。
   それなのに、何故か僕は。
   君のために何かがしたい ――
   ―― 君を守りたい、と、思う。

   君に比べればこんなにもちっぽけで、こんなにも無力な僕なのに、おかしいよね。
   自分でも本当にそう思うけど。

   君の眠りの時間にも、
   君の目覚めの時間にも、
   僕は君が大好きです、と、
   そう思わずにはいられないから。




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