銀兎文庫::novels1
始まりは終わりへの気配、終わりは始まりへの気配。
僕の代償は、こうしてゆっくりと、だが確実にくり返し訪れる。
一度カヲル君に眠りの気配があらわれると、それは急速に進んでいく。
スプーンを落としてから4日後には、彼はものをちゃんと握れなくなっていた。それは手足の先から始まって、だんだんと彼の体を眠らせるよう準備していくのだ。
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ginto-bunko